からだがゆるむと、こころもゆるむ。

わたしがメンタルケア心理士の資格を取得したのは、学生の頃でした。
人の心理に興味があったのと、何より自分の不安定なメンタルを何とかする方法が知りたい!という動機で学びましたが、こころをこころで正すのは難しかった。
というか、こころって、治るの?自力で治せるの?
そもそも、治す必要はあるの?
疑問は膨らむばかりで、答えの出ない日々を悶々と過ごしていたところ…
わたしは、ヨガに出会います。
ヨガは、多くを求めすぎないことや、うまくいかない状態に降参することを、教えてくれました。
わたしは思っていたよりも、日々のハードルを上げて、自分で自分を苦しめていたことに気がつきました。
その証拠に、ヨガをするたび、自分を責め立てる声が消えていきました。
ああ、そうか、こころは治すんじゃなくて、ゆるめて整えるものなんだ…
それから数十年経ち、心理学の世界も進歩しました。
改めてトラウマやメンタルケアについて本で学ぶと、必ず書かれていることがあります。
『からだがゆるむと、こころもゆるむ』
『まずはからだと対話する』って。
そうだね、今のわたしなら、わかります。
こころとからだは、繋がっているんです。
こころがぐっちゃぐちゃで、何も気力がわかないとか、もう何もかもどうでもいいとか。
そんな状態に、わたしもなったことがあります。
そんなわたしだから、伝えられることがある。
『あなたのこころは、からだは、もっと優しくされていいし、もっと大切にされていい』。
自分で自分に優しくできるのがいちばんだけど、まずはがんばりすぎてガチガチになった、そのからだを認めて許してあげてね。